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スペインのクレジットカード事情
スペインのクレジットカード事情

スペインではどこでもクレジットカードが使える?

スペインではほとんどの場所でクレジットカードが使えます。タクシーでの移動、街中のショップ、カフェ、薬局など、少額からでも利用可能です。ただし、使えない種類のカードもあるので事前に確認しておきましょう。

スペインでのカード利用術と注意点

基本はどこでもカードが使える

基本的にVisaやMastercardはどこでも使えます。
しかし、日本のクレジットカードであるJCBはスペインのレストランやショップで使えないことが多いので注意してください。JCBカードが使えるのは、百貨店「エル・コルテ・イングレス」や日本人向けのお土産店などです。

VisaやMastercard、アメリカン・エキスプレスはほとんどの場所で使えますが、まれに、カードシステムが機能せずカードが利用できないという事態もおこりえます。また、観光地ではスリや置き引きなどの被害に遭う可能性がないとは限らず、もしもの場合に備えておくのが良いでしょう。

もしもの時に備えて2種類を持っていると安心

予防策としては、旅行や出張の際に予備のクレジットカードをも持っておくこと。メインのカードが使えない時に利用できるように、種類の違うカードを持っておくと安心です。

非常事態には思いがけない出費がかさみ利用限度額が足りなくなるかもしれません。そんな時のためにも2枚目のカードで備えを。メインのカードとは別な場所に予備のカードを収納しておくと盗難予防の対策にもなります。

複数のカードを持っていれば、海外旅行傷害保険や優待を組み合わせられるというのもメリットです。

基本は一括払い

日本では精算の際に一括払いか分割払いかを選択できますが、スペインでは支払い方法を選べません。基本はすべて一括払い。分割にしたい場合は、各カード会社のサービスを利用してあとから分割に切り替えましょう。

通貨はユーロを選択

日本のカードを海外で使うと、決済の際に通貨の選択画面が表示されます。店によっては選択できないこともありますが、選択できる場合には日本円またはスペインの通過であるユーロのどちらかを選んぶことになります。この時、通貨はユーロを選ぶのがおすすめです。

クレジットカードの決算でユーロを選んだほうが良い理由

スペインでクレジットカードを使うと、国際ブランドが定める基準レートに海外事務手数料を足した為替レートによって日本円に換算されます。一般的なクレジットカード会社の手数料は1.60~2.2%決済の際にユーロを選択すると、各カード会社が統一して設定しているこの手数料が加算されます。

一方、日本円を選択すると、クレジットカードを使うその場で支払額がユーロから日本円に両替されます。この時のレートや手数料はお店が独自に設定しているものとなり、場合によっては不利なレートで計算されていることも。

いずれにしても手数料はかかりますが、より確かなのは現地通過での支払いです。通貨を選択する画面で日本円に換算した場合の金額が表示されているはずなので、その金額を確認してからユーロを選択すると良いでしょう。

レシート(控え)は受け取る

支払いが完了したら、必ずレシートを受け取りましょう。ショップやレストランなどレジが備えつけられている店ではほとんどの場合レシートを渡されますが、タクシーやカフェなどではこちらがリクエストしなければレシートが発行されないこともあります。たいていは「レシートが必要ですか?」と聞かれるので、必ず「(シー)」と対応してください。海外旅行中は特に、いつどこで支払いをしたのか確認できるように念のため控えを保管しておくのが無難です。

ではレシートが欲しい時にはどう伝えれば良いのでしょうか?クレジットカードを使うシーンによくある会話を続いてご紹介します。

クレジットカードを使う際に役立つスペイン語

クレジットカードで支払います。

Con tarjeta, por favor.

コン タルヘタ, ポル ファボール

クレジットカードはスペイン語で「タルヘタ」といいます。スペインではほとんどの場所でクレジットカードが使えるので、このひとことさえ伝えればOK。時には「現金ですか、それともカードですか?」= ¿Efectivo o Tarjeta? (エフェクティーボ オ タルヘタ)と聞かれるので、その場合にも「コン タルヘタ ポル ファボール」と答えてください。

レシート(控え)をいただけますか?

¿Me puede dar copia, por favor?.

メ ダス ダル コピア, ポル ファボール

支払いが完了したら、こう伝えてレシートをもらいましょう。通常クレジットカード決算のレシートは店側が保管用とし、客側が受け取るものはコピーとなります。そのためスペイン語では「コピーをください」と表現します。
相手から「コピーが必要ですか?」=¿Quiere copia?(キエレ コピア)と聞かれたら、「はい、お願いします」=Sí, por favor.(シー ポル ファボール)と伝えて受け取りましょう。

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