世界で活用できる「Wise」の注目ポイントを解説!
「日本からスペインへ」または「スペインから日本へ」、海外送金をする場合、銀行から振り込みをするより断然お得な方法があることをご存知でしょうか。
今回は、安い手数料で海外送金ができるサービス【 Wise(ワイズ)】についてご紹介します。
スペインへの旅行や留学、出張の際などに便利なWiseの「デビッドカード」についても詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで参考にご覧ください。
Wiseとは?

Wise(ワイズ)は、オンラインで利用できる海外送金サービスです。アカウントの開設は無料で、月額の維持費や年会費もかかりません。カードを作らなくてもスマホやパソコンで取り引きが可能。また、オプションであるデビットカードを作れば、海外のATMでお金が引き出せ、タッチ決済もできます。
スペインへの観光、出張、留学、ワーキングホリデー、移住、転勤などの際に役立つおすすめのサービスです。
Wise を使うと何ができる?
- スマホからでも手軽に送金手続きができる
- 実際の為替レートで海外送金や両替ができる
- 160カ国以上の国に海外送金ができる
- 100万円以上の高額送金も可能
- 約40の通貨を1つのアカウントで管理できる
- 主要10通貨を手数料無料で送金、または受け取りできる
- ビジネスアカウントも開設できる
- デビットカードやデジタルカードが作れる
Wise のメリット

Wiseの大きなメリットは、格安で海外送金ができることです。
「実際の為替レートで海外送金できる」というのが特長なのですが、「実際の為替レートで送金、なんて当然でしょ?」と思いませんか? 実は、これが当たり前ではなく、知っておきたい重要なポイントなのです。
銀行やオンライン送金サービスの多くは、為替レートに「通貨換算手数料」を上乗せした独自の金額を定めています。たとえ「送金手数料」という項目が安い設定となっていても、為替レートが高いと支払額は結果的に割高になるため事前に確認が必要です。
その点、Wiseは私たちがネット検索で知ることができるその時の為替レートがそのまま採用されており、“隠れコスト”と呼ばれている不明確な手数料が加算されません。
日本から「スペインにいる家族にお金を送りたい」「スペインの会社に支払いをしたい」といった時に、またスペインからも「日本の銀行に送金したい」という時に、損をせずお得に手続きができます。
Wise と他社サービスの違い:手数料の比較
例えば、スペインに1,000ユーロを送るとします。その時、送金者が負担する手数料を表にして比較してみました。
※この計算は、実際の為替レートが「1ユーロ= 161.050円」の時に日本からスペインへ送金を行なったと仮定した時の例です。
※送金先の国や通貨によって送金条件や手数料は異なります。
項目/会社 | Wise | PayPal | 楽天銀行 | 三菱UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|
海外送金手数料 | 1,102円 | 499円 | 750円 | 3,000円 |
コルレス銀行手数料 ※1 | 無料 | 無料 | 1,000円 | 3,000円 |
為替レート ※2 | 161.050€ | 170.150€ | 162.564€ | 162.618€ |
送金総額 | 162,152円 | 170,199円 | 164,314円 | 168,618円 |
海外送金にかかる日数 | 送金後、1-2営業日 | 入金は30分以内、銀行口座への引き出しは3〜6営業日 | 1~5営業日 | 数日またはそれ以上 |
※2:「通貨換算手数料」が上乗せされている場合には、実際の為替レートよりも高い設定になっています。
※3:PayPalは銀行口座への出金・引き出しに別途手数料がかかります。
Wiseはなぜお得なの?
海外送金には、「海外送金手数料」と「コルレス銀行手数料」がかかります。また、為替レートには「通過換算手数料」が加算されている場合がほとんどなので、上の比較表のように各社ごと為替レートが異なっています。
Wiseの場合はコルレス銀行手数料がかからず、また、為替レートに手数料が含まれていないため支払い額が抑えらるというわけです。
スペインでのワーホリ、留学、旅行には
Wiseのデビットカードがあると安心!

Wiseは海外送金ができるだけではありません。スペイン滞在時に役立つデビットカードを作ることもできます。
デビットカードとは、決済に利用できるカードのこと。クレジットカードは利用額が月末にまとめて引き落とされますが、デビットカードは支払いと同時に銀行からお金が引き出されます。
スペインに滞在する予定があるのなら、Wiseのデビットカードを持っていると便利でしょう。
Wise デビットカードの特長
- 年会費が無料 ※4
- タッチ決済ができる
- 1枚のカードで約40の通貨を同時に管理できる
- 格安の手数料で外貨に両替できる
- 両替をしなくても、カードから直接外貨決済をすることが可能
- 使用したい通貨を自分のアカウント内に持っていない場合でも、手数料が最も安くなる通貨から自動的に両替される
- アプリで簡単に管理ができ、不正利用の予防もできる
- 海外ATMでの引き出しが、月2回、30,000円相当額まで手数料無料
- スペインに住んでいる場合、Apple Walletに追加してApple Payの決済ができる(※日本の住所で登録する場合は未対応:2025年1月時点)
※4:初回のみ発行手数料として1,200円がかかります。また、新しいカードを注文する場合やカードを速達配送する際には別途料金が発生します。詳しくは、Wise公式サイトをご確認ください。
物理カードが必要ない人にはデジタルカードもおすすめ
デビットカードは、一般のクレジットカードのように手元に持って携帯できます。しかし、「カード自体を持ち歩かなくてもスマホで決済できればいい」という場合、Wiseには「バーチャルカード」というものもあります。
これはスマホやパソコンで利用するもので、「デジタルカード」とも呼ばれています。デビットカードを注文すると、物理カードが届く前にアプリやWEBサイトのブラウザー上でバーチャルカードを取得して支払いに利用することが可能です。
Wise のはじめ方/ Wiseデビットカードの作り方

Wiseを利用するには、まずアカウントの登録が必要です。
Wise アカウントの登録方法
1)メールアドレスを入力する
2)個人アカウントかビジネスアカウントのどちらを開設するか選択
3)居住国を選択
4)携帯電話番号を登録し、SMSで届く認証コードを入力
5)パスワードを設定
6)アカウント画面の右上のアイコンから「アカウントの登録を完了する」をクリック
7)個人アカウントかビジネスアカウント、どちらの設定を完了させるかを選択
8)個人情報を入力し、保存
これで会員登録が完了です。
実際にサービスを利用したい時には、ホーム画面から使いたい機能を選びます。
会員登録やアカウントの開設については以下のリンクに詳しく手順が掲載されているので、参考にしながら手続きを進めてみてください。
【公式】Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイド
デビットカードの発行と有効化
デビットカードの発行や通貨の両替など、Wiseで利用できるサービスはホーム画面から選択できます。
デビットカードを使いだすためには、まずカードを注文し、手元に届いたら有効化する手続きが必要です。
詳しくは以下のリンクを参考に。
【公式】Wiseのデビットカードの使い方やメリットを徹底解説!
本人確認の方法
本人確認の手続きをする前に知っておきたいポイントは...
・日本在住の場合、本人確認にマイナンバーが必須
・スペイン在住の場合、パスポートなどの身分証明書と現在スペインに住所があると確認できる書類が必要
・本人確認は最短で当日認証。または、2〜3営業日かかることもある
その他、本人確認の方法や必要な書類については、以下のリンクを参考に。
【公式】Wiseの本人確認の方法や必要書類、マイナンバーの必要の有無まで徹底解説!
Wise デビットカードは持っていて損がない1枚
スペイン - 日本間でお得に送金ができるWiseのメリットと、一般のクレジットカードとは違うWise デビットカードの便利さについてご紹介しました。こうしたサービスを利用して、旅や暮らしをより気軽に楽しめるものにしていきましょう!
もしもスペイン滞在中に何かお困りごとが生じたら、マドリードで現地サポートを行っている「おまかせマドリード」へお問い合わせください。
Wiseのように海外への送金や外貨への両替ができる「Revolut(レボリュート)」という金融アプリもあります。Revolutの特徴やWiseとの比較については別の記事でまとめますので、チェックしてみてくださいね。
→近日公開