〜 おまかせマドリード代表 大畠有可の体験ブログ 〜
〜 おまかせマドリード代表
大畠有可の体験ブログ 〜
おまかせマドリード代表の大畠有可です。
今回は、スペインの病院の種類や選び方、医療機関の利用方法について、実際の体験と事例を交えながら解説していきます。
スペインで暮らしている方をはじめ、出張や旅行、留学でスペインを訪れる方に向けた役立つ情報です。
スペインの医療制度と病院事情

「急に具合が悪くなった。病院に行きたいけれど、どこへ行けばいいのかわからない」
といった緊急事態は、誰にでも起こる可能性があります。スペインに住んでいても、また旅行中や出張中、留学中なども。そんな時の備えとして知っておきたいスペインの医療事情を詳しくご紹介します。
スペインは、医療制度が高く評価されている国
スペインでは公共医療と私立医療が共存しており、全ての人が基本的な医療サービスを受けることができます。
旅行中や出張中などでスペインに滞在しているという非居住者も、病院へ行って受診・入院など医療行為を受けることは可能です。ただし、海外保険に加入していなければ、自費負担となります。
スペインは世界各国の中でも医療において高い評価を得ている国の1つです。適切な医療を受けられるようにするために、基本的な医療制度や病院事情について知っておきましょう。
スペインの病院では本当にきちんと診てもらえるの?
スペインの病院では本当に
きちんと診てもらえるの?

スペインの病院では、医師によって対応や診察内容が大きく異なる場合があります。おまかせマドリードの実例では、検査を受けたにもかかわらず「問題なし」と診断され、薬も処方されず、「家で安静にしていてください」と言われるだけで何もしてもらえなかったというケースが少なくありません。また、緊急病院での検査で不十分な対応や見落としがあることも…。
医療現場で日本人たちが感じがちな不安と問題点
医療現場で日本人たちが感じがちな
不安と問題点
言葉の壁:日常会話よりもコミュニケーションがはるかに難しい
スペイン語ができない場合は「自分の症状を正確に伝えられない」「医師が説明している内容が理解できない」という状況になり、適切な診療を受けられません。
医師の説明不足:丁寧な治療や詳しい説明がなく帰される人が多いのも事実
スペインでは医師からの説明が簡潔すぎることが多く、十分に納得できない場合があります。しかし、簡潔でもコミュニケーションの仕方次第で十分な説明を受けることはできます。きちんとした対応で納得できる診断をしてもらうコツは、スペインでは気を強く持って接すること。スペイン語でのコミュニケーション力と文化的な知識によって、解決は可能です。
検査の見落とし:症状が悪化するまで対応してもらえないことも
どこの国でもあることですが、医師が大切な検査を見逃したり、検査結果を適切に活用しなかったり場合もあります。
スペインには優秀な医師も多いとはいえ、運悪く診断が不十分となり必要な検査が行われないこともあるため、注意が必要です。では、具体的にどんなことを心がけれると安心なのか、続いてご紹介します。
医療を受ける際のポイント

詳しく症状を伝え、医師の説明を正確に聞き取り、不安があればその場で質問をする。こういったことが、スペイン語やスペイン生活に慣れていないとスムーズにできません。そんな時は現地の同行通訳を利用するのも安心できる1つの方法です。
通訳の同行を依頼する
スペイン語が不自由な場合、医療通訳を同行させることで、症状を正確に伝え、医師からの説明をしっかり理解することができます。
→おまかせマドリードでは医療機関の予約、同行、通訳をのサポートを行なっています。
その他、次のような点に心掛けてみてください。
検査結果を別の医師に確認する
もし症状が改善せず、薬も処方されない場合は、検査結果を信頼できる医師に見せることをおすすめします。
→おまかせマドリードでは、優秀な医師が検査結果を丁寧に確認し、必要な処置や薬の処方を行っています。
公共病院の診断を鵜呑みにしない
公共病院では、歩行可能である患者を「重症ではない」と判断し、対応を簡略化する傾向があります。手術や緊急治療が必要な患者を優先するため、検査後に「大丈夫でしょう」とだけ言われて終わることも珍しくありません。このような場合、専門医に相談することを検討してください。
スペインの公共病院は基本的に無料で利用できますが、対応はシンプルで、重症患者を優先する体制が取られています。不安を感じたら、医療サポートを行なっている おまかせマドリードに ご相談ください。
【公共・私立】スペインの医療制度の特徴と病院事情
【公共・私立】スペインの
医療制度の特徴と病院事情

【公共病院】の医療について
公共医療の制度(Sistema Nacional de Salud)
スペインでは、税金によって賄われる無料の公共医療が提供されています。住民登録をしているスペイン国民および長期滞在ビザを持つ外国人は、基本的な医療サービスを無料で利用できます。
・ 一般診察、緊急医療、手術、入院費用がカバーされます。
・ 一部の処方薬は自己負担ですが、高齢者や低所得者層への補助があります。
公共病院の特徴(Hospital Público)
公共病院は設備が整っており、特に大都市では高い水準の治療を受けることができます。ただし、待ち時間が長いことが課題です。
・ 一般的な診療や検査では、数週間から数カ月待つこともあります。
・緊急の場合でも、基本的には順番を待つ必要があり、病院によりますが待ち時間は2~3時間ほどになることが一般的です。
・ただし、救急車で搬送された場合は、速やかに対応してもらえることが多いです。
【私立病院】の医療について
私立医療のシステム(Medicina privada)
より迅速で高度な医療サービスを希望する場合は、私立病院やクリニックを利用できます。
・ 私立医療は、プライベート保険に加入するか、直接支払うことで利用できます。
・ 多くの外国人駐在員や経済的余裕のある人々が利用しています。
私立病院の特徴(Hospital Privado)
私立病院は待ち時間が短く、個別対応が手厚いです。スタッフは英語を話せる場合も多く、外国人にとって利用しやすい環境が整っています。
・ 診察費用や治療費は公共医療に比べて高いですが、効率的なサービスが受けられます。
病院利用時の留意点

公共医療の受診には住民登録(Empadronamiento)が必須
公共医療を受けるためには、住民登録を済ませ、健康保険証(Tarjeta Sanitaria Individual)を取得する必要があります。
英語は必ずしも通じるわけではない
公共病院ではスペイン語が主に使われます。英語が話せるスタッフが限られているため、スペイン語が話せない場合は通訳が必要になることがあります。
緊急時は112番へ電話を!
緊急医療は公共・私立を問わず利用できます。救急車(Ambulancia)の呼び出しは、112番です。
保険制度と費用

・公共医療は無料ですが、外国人の場合はビザ要件に基づいて民間医療保険への加入が必要です。
・私立医療保険の費用は月額60ユーロ程度が一般的で、これにより診察料や治療費がカバーされます。
おまかせマドリードからのアドバイス
おまかせマドリードからの
アドバイス
スペインの医療制度の長所・短所
スペインの医療制度は、公共医療と私立医療の選択肢があり、それぞれのニーズに合わせて利用できます。公共医療においては医療サービスが無料で提供され、日本では高額となる治療の負担が個々にかからないのが大きな特長です。そんな安心感がある一方、待ち時間や言語の壁が課題となってきます。
これからスペインに住む予定の方は、自分に合った医療保険や医療機関を事前にリサーチし、緊急時にも対応できるよう備えておくことをおすすめします。
頼れる相談窓口を知っておくと安心です!
頼れる相談窓口を知っておくと
安心です!
スペインで医療を受ける際、言語の壁や医師とのコミュニケーション不足が大きな障害となります。
おまかせマドリードでは、以下のようなサポートを提供していますので、お気軽にお問い合わせください。スペインでの健康管理を安心して行えるよう、私たちがサポートいたします。
スペイン語通訳の手配
信頼できる病院や医師の紹介
検査結果の確認や再診のサポート
また、公共病院で十分な診断を受けられなかった場合でも、弊社の医師が患者の状況を丁寧に確認し、必要な処置を提案します。
PRECIOS / ご利用料金(税込)
医療サービス・予約・最後までケア 145,20 €
医師への相談・診察・処方箋発行(アルベルト医師)60分 96,80 €
医療翻訳 ※同行 60分 96,80 €