代表プロフィール

私は北海道札幌で生まれ、幼少期から音楽と芸術に囲まれて育ちました。

3歳でピアノとバレエを始め、4歳でヴァイオリンに出会ったことをきっかけに、音楽は私の日常の一部となりました。6歳のとき、ロシアの名門音楽大学のヴァイオリンの先生に才能を見いだされ、ノヴォシビルスク国立グリンカ音楽院付属カレッジへの留学が決定。この貴重な経験は、私の価値観や人間形成において大きな影響を与えました。

しかし、高校卒業後、家族の病気を理由に日本へ帰国することとなり、札幌大通高等学校に編入。一から日本語を学び直しながら無事に卒業しました。この時期に直面した言語や文化の壁を乗り越えた経験は、私に適応力や忍耐力を与えてくれました。

日本でのキャリア形成

帰国後は日本の文化や社会を深く理解するため、札幌での就職を決意しました。入社したのは、東京に本社を持つ「株式会社ワイズテーブルコーポレーション」。札幌でのトレーニングを経て、東京への転勤が決まりました。

東京では、まず高級レストランXEX 日本橋 Salvatore Cuomo Bros.にて、イベント対応や海外からのお客様対応を担当。その後、新規オープンやリニューアルプロジェクトに数多く携わりました。

• 日本橋三井タワー地下SALVATORE CUOMO & BAR 日本橋の立ち上げ
• Salvatore Cuomo 市場 博多 (福岡)グランドオープンの立ち上げ
• ダイワロイネットホテル銀座店とのコラボによる The Kitchen Salvatore Cuomo GINZA - 銀座の立ち上げ
• 六本木ヒルズのピザ·イタリアン 毛利 Salvatore Cuomoリニューアルオープンの立ち上げ

飲食店立ち上げ業務の詳細

飲食店のグランドオープンにおける私の業務は、立ち上げに必要な提案や店舗内の配置、各種セッティング、オープン前の全体説明などを含む総合的な準備を行うことでした。

オープン後は、お客様対応においてスタッフを直接指導し、店舗に合ったマニュアルの作成、接客マナーの指導、店舗運営に必要なサポートを行いました。また、店舗の売上を確保し続けるために、シェフとの定期的なミーティングを重ね、地域ごとに異なるお客様のニーズを把握。その結果に基づき、メニューの改善提案を行い、スタッフへのフォローとモチベーション管理に努めてきました。

成長と次のステップ

これらの経験を通じて、その後も複数の企業で、飲食店をはじめとする多業種にわたり売上改善やスタッフ育成、運営管理に従事してきました。新規顧客の獲得やリピーター確保を目的とした戦略的なメニュー提案、現場での顧客対応の質向上を図る接客指導、スタッフ間の連携を強化するマネジメントを行い、各店舗の課題解決に取り組んでまいりました。各店舗の売上改善やチームの成長に貢献する中で、さらなる挑戦への意欲が高まり、次のステップへと進むための確かな基盤を築くことができました。

スペインでの新たな挑戦

スペインへの移住を決意したのは、同国でワーキングホリデー制度が開始されたタイミングでした。子供の頃から音楽留学で何度も訪れていたスペインは、私にとって特別な地であり、ずっと留学の夢を抱いていました。現地での温かい出会いや多くの支えは、私の人生に新たな視点と方向性を与えてくれました。

ワーキングホリデー終了後、マドリードにあるスペインの国際貿易専門大学に進学し、無事に卒業。その後、地域に根差したサービスを提供するために「おまかせマドリード」を立ち上げました。

「おまかせマドリード」は、私が現在のチームと共に、一生懸命心を込めて立ち上げたものです。たくさんの出会いとつながりを、このプラットフォームを通じて生み出せればと願っています。

ヴァイオリンから新たな道へ

なぜヴァイオリンの道を歩み続けなかったのかと聞かれることがあります。ヴァイオリンは私にとってかけがえのない存在であり、家族の夢でもありました。しかし、日本に帰国してからの生活は一変し、言語の壁や家族を失う悲しみの中で、新たな道を模索する必要がありました。その結果、日本の文化や社会を深く学び、得意なコミュニケーション力を活かせる接客の道へ進みました。

今では、さまざまな国や人々との出会いから多くのことを学び、それらの経験が私の支えとなっています。これからも、これまでのキャリアと多文化での経験を活かしながら、常に新しい挑戦を続けていきたいと考えています。